ドライフラワー

 今目の前にミモザのドライフラワーが瓶に挿してある。少々こうべを垂れぎみである。

 彼ら彼女らミモザにおいて、ドライフラワーになると魂はどこに行ってしまうのだろう。心が渇くことも花にはあるのだろうか。現にもう目の前のミモザには生気はない。

 舞っていた埃が葉に花に積もりつつある。

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